2011 年 11 月 16 日
紀和町小船のお寺の避難所
台風12号の被害を受けて2ヶ月半。
街の方は平常に戻りつつあるかのようですが・・
まだまだ山間部の方は復興の兆しも見えそうで見えない状況です。
昨日は女性部の仲間6名で紀和町小船、紀宝町大里、鮒田の避難所へ義援金と年末に向けての温かい衣料品を被災されている方の人数分のキャリーバックに詰めてお届けに行って来ました。
3箇所で24名で、高齢の方がほとんど。
中でも紀和町小船は限界の限界集落ともいわれ、この台風災害後都会に住む子供さんの元に行かれたり・・で
高台のお寺の避難所では7名程。
明るく元気に助けあっておりました。
小船で生まれて小船でずっと暮らしていたおじいちゃん、おばあちゃんが被災しここを離れて行く気持ちを思うと心が潰れそうでした。
「ずっと今日までかわいがってもろておおきにの。これからあたしもここからお嫁に行きます。」とおどけて見せながらもいよいよお別れで息子さんのお車に乗るときに叫び声のような嗚咽で崩れ落ちるような様にこの間の台風までの小船の集落での暮らしに戻してあげられることなら・・と思いました。
お年寄りばかり12世帯,22名位が暮らす集落「自分らが頑張れるだけ頑張っておれるだけおれるだけさ・・」と。
こんな小さな集落にも古い歴史が沢山の子孫がいるのです。
こんな大変な被災されたおばあちゃん達の優しい眼差しが神様のようにみえました。
コメントはまだありません。